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トルコ、シリア戦闘機を撃墜 領空侵犯を主張 [ニュース]

トルコ政府は23日、同国の領空を侵犯したシリアの戦闘機1機を撃墜したと発表した。トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン首相は、今後も領空侵犯を繰り返せばシリアに「痛烈な」反撃を加えると警告した。

シリア政府は、戦闘機がトルコとの国境近くで反体制勢力を爆撃中に撃墜されたと主張。「目に余る侵略行為」だとして、トルコを非難している。

トルコ軍の声明によると、同軍はトルコ領空に接近中のシリアのミグ23(MiG-23)戦闘機2機に対して方向転換するよう「4回」警告したが、うち1機が拒否したので複数の戦闘機を緊急発進させた。

同ミグ機はグリニッジ標準時(GMT)23日午前11時13分(日本時間同日午後8時13分)に領空を約1キロ侵犯、さらにトルコ上空を1.5キロ飛行したとされる。

「哨戒にあたったF16戦闘機のうちの1機が、交戦規則に従ってシリア機に対してミサイル1発を発射、同機はシリア領土内のカサブ地方に墜落した」という。

トルコ外務省は、同国は国際法で定められている権利の範囲内で行動したと主張。シリア側の主張を「根拠がない」として退けている。(c)AFP


シリアは2011年から内戦しており、いまだ収まる気配さえない。

現在も継続する危機を受けて英国、カナダ、フランス、イタリア、ドイツ、チュニジア、リビア、米国、ベルギー、スペイン、湾岸諸国などの国々が、シリアとの外交関係を断絶している。

他方でロシア及びイランが、同国のレバノンにおける主要同盟勢力であるヒズボラとともに、アサド政権の最大支援国となり、反政府勢力との戦闘に必要な財政支援と武器を供給している。




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